各業別の店舗デザイン!デザインする際のポイントとは?

店舗デザインと言うのは、お店の顔とも言える大事な要素です。初めてお店に来店したお客様へアピールする為にも、お店の構えや雰囲気はとても大切なポイントになります。ここでは、エステ・整骨院・スポーツジム、これらの店舗デザインのポイントについてお伝えします。是非、デザインを考える際の参考にして下さいね。

エステの店舗デザインのポイントとは?

エントランスでコンセプトを演出

エステサロンの内装では、最初にお店のコンセプトです。統一感のないチグハグな印象のエステサロンでは、オシャレな非日常感は作れませんよね。前以て決めたお店のコンセプトに従い、お店の内装や外観を決定し、インテリアとの調和を揃えていくことが大切です。中でも、エステサロンのエントランスと言う場所は、来店したお客様が初めに目にする所です。
なので、お店の雰囲気が相手に直感的に伝わるように、コンセプトを前面に出す空間が大切です。例えば、外装と内装が曲線で繋がるエントランスにすることで内部の様子を伝わりやすくしたり、優しい印象を感じられるエントランスにして入店ハードルを下げたり、異国風な門や高級ホテルのロビー風に造るのも効果的です。こうした工夫は、非日常的空間やワクワク感を伝える効果的な手段になります。

待ち時間も癒し空間になるように

エステサロンでは、待ち時間と言うのが発生します。その待ち時間が退屈であったり、居心地が悪く落ち着かなかったりすると、贅沢な時間を残念に感じてしまいますよね。なので、待ち時間も特別な空間の中で満喫してもらえるよう、待ち合いスペースも癒し空間を提供出来るようにするのが大切です。
例えば、内装やインテリアを暖色系にすればリラックス効果を、映像や音楽で癒しを、香りで落ち着きを、色々な気配りが出来ます。また、お客様同士の距離感もポイントなので、プライバシー確保も工夫しましょう。特に大切な場所は、トイレや洗面所などの水回りで、清潔感や広さのある空間は好感度アップに繋がります。細やかな配慮はと言うのは、お店のリピーターを増やす為にも大切です。

施術室には落ち着きを

エステサロンの施術室には、オープンタイブと完全個室タイプの2つががあります。どちらのタイプであっても落ち着ける空間であることが大切です。完全個室の方が工事費は割高になりますが、お客様の満足度に関しては上がります。他人の目を気にせずリラックス出来たり、自分だけの空間を持てる特別感を味わえたり、そう言った理由が魅力になります。また、オープンタイプにしても、カーテンやつい立てを配置するなど、癒し空間を作る工夫をしましょう。
気分が高揚するような配色は、エステサロンとしては適さないので、お店の雰囲気としては落ち着いたカラーでのデザインがお勧めです。衛生基準を基にすると、施術室には300ルクス程度の明るさが推奨されているので、切り替え可能なライトを使用し、施術内容に最適な明るさ選びをしましょう。お客様満足度アップの為に、肌が健康的で美しく見える照明や内装を取り入れましょう。

照明使いで魅力的に

エステサロンの照明と言うのは、サロンを魅力的に見せるとても大事な要素です。癒し空間を作りたい場合であれば、赤みのある自然光ランプがお勧めです。天井ライトに加えて、部分ライトを組み合わせるとオシャレ空間を演出することが出来ます。また、エントランスはシーリングライトを使用して開放感を出したり、施術室にはペンダントライトやフットライトで柔らかい印象を演出してリラックス効果を高めたり、色々と照明を工夫することが出来ます。こうして、目的に合った最適な照明を取り入れましょう。

整骨院の店舗デザインのポイントとは?

清潔感と安心感が得られる

整骨院の内装デザインでは、来院する患者さんが整骨院に求めるものを提供することが出来なければいけません。それが、清潔感と安心感です。理由には、「快適そう」「安心出来る」と思う所を人は選ぶからです。近年、整体院で求められているものと言うのは、施術者の腕はもちろん、リラックス出来る空間や、オシャレな内装デザインなど、患者さんは整骨院に求めています。

緊張感を与えない空間

整骨院の内装デザインを決定する際には、来院したお客様に緊張感を与えない院内がとても大切です。緊張感、不安感、圧迫感、威圧感と言うように、マイナスな印象を与えない内装デザインが大切です。緊張感や不安感を抱けば、不調部分をより敏感に感じてしまったり、リラックス出来なかったりします。なので、落ち着ける空間作りを意識することは、整骨院利用者の患者様への配慮にもなります。

リラックスできる

院内のデザインでは、患者さんにとってリラックスできる空間であることが大切です。間取り、配色、照明、これらのポイントを押さえた上で、リラックス空間の演出に必要なインテリアにも意識しましょう。例えば、配色に合ったカーテン使用、待合室に背もたれソファの設置、観葉植物を置く、バリアフリー化などが挙げられます。その上で、待合室にキッズルームを設けたり、テレビや雑誌を置いたり、ターゲットに適した空間作りは集客力にも影響してきます。

ジムの店舗デザインのポイントとは?

雰囲気の分かる外装デザイン

ジムの雰囲気を伝えるには、外から見えやすい外装デザインが大切です。ジムの中の様子を何も確認することが出来ないデザインでは、雰囲気が分からないので顧客獲得チャンスを逃す可能性もあります。一方、トレーニング風景が見えるジムだと、お客様のプライバシーに関わるので、一部だけ見えるようにするのがポイントです。また、ジムが2階のテナントの場合、全面クリアガラスでも問題無いです。但し、周辺建物から見えるような場合には、一部すりガラスにするなどの対策を行いましょう。

明るさと清潔感

ジムの床が汚れ、壁は傷だらけ、シャワー室やトイレが不衛生など、このような状態では、お客さんへジムの入会を後押しすることは難しいですよね。ジムと言う場所は、不特定多数の人が汗を流したり、機材を共有したりします。なので、汚れが目立ちにくく掃除しやすい内装材を選び、常に清潔感を演出することが重要です。また、ジムでトレーニングしたい、体力をつけたい、筋力をつけたい、刺激が欲しいなど、何かしら変化を期待してジムに訪れているものです。明るく爽やかな内装だと、ジムに来る方も気分が前向きになって、楽しく運動出来たり、入会したいと思ってもらえたり、明るさと清潔感は大切です。

スムーズに移動出来る動線

ジムでは、好きな時間にトレーニングマシンや更衣室などを行き来しますよね。機材から機材への移動があるので、人とのぶつかり合いなどがあるとトレーニングに集中出来ません。なので、内装デザインを考える際には、利用者やトレーナーの動線が機材を踏まえて、ストレス無く移動出来る動線を考えましょう。

まとめ

ここでは、エステ・整骨院・スポーツジム、これらの店舗デザインのポイントについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?それぞれの業種により、店舗のコンセプトや業務内容などは異なるので、店舗デザインで大事にするポイントは変わります。ポイントをしっかり押さえることによって、お店の完成度と言うのは何倍にも良い仕上がりになります。お客様やスタッフにとって快適な空間にする為にも、ポイントを押さえたお店造りは大切です。